『新しい風に夢の翼ひろげ…』

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羽ばたけ!白ゆりっ子!!

白ゆり幼稚園という苗床で育った苗は、小学校という田んぼに移されます。 年長児83名の巣立ちです。

苗床とは違った環境が待っています。風の日もあれば、寒い日もあります。

育った苗の健やかな育ちを支える根っこはしっかりと育っています。

幼稚園は親が選びました… 小学校は選べません。どの子も与えられた環境の元で精一杯頑張ってほしいし、良い出会いに恵まれることを心から願っております。

この4年間、3年間は、数々の課題へ挑戦の毎日でした。たくさんの失敗、たくさんの悔しい思い、たくさんの汗、そして、たくさんの喜びを経験しました。この経験が子供達の心を育ててくれました。

自分が苦労して、汗を流してきたから、涙を流してきたから、他人(ひと)の痛みがわかる子に育ちました。「思いやり」です。

お父さん!お母さん! これからも我が子の「この心を」大切に育ててあげて下さい。

子供は無限の可能性を持っています。出来ない子なんて一人もいません!!

近道よりも回り道の経験は、我が子をたくましく、賢く育ててくれます。平坦で掃き清められた道を歩くより、岩あり、穴ありの道を自分で考えながら歩む経験は『心』を育ててくれます。

『自信』と『意欲』と『思いやり』という心の根っこを育ててくれました。

教育は〝植林〟とも言われます。小さく細い苗木がすくすくと育ち、20年、30年、40年後にたくさんの枝を伸ばし、葉が生い茂り、新しい風が吹き出すように、巣立ち行く子供達もやがて新しい風を吹き出す人として活躍してほしいと心から願っております。

今年度の83名の巣立ちで、この50年間で5.497名の卒園生を数えます。

ご承知の通り、卒園生が家庭を持って、生まれた我が子を入園させてくれるようになってから久しいですが、私にとってこんなに嬉しいことはありません。やがて、孫の入園も夢ではありませんね(笑)そんな嬉しい事実を楽しみにしております。

これまで寄せられましたご家庭のご理解とご協力に心からお礼申し上げます。

お子様の健やかな育ちを願ってご挨拶と致します。

学校法人札幌白ゆり学園 理事長 小柳 裕彦

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